石尊山(せきそんさん)
 〜荒涼な雰囲気の浅間山寄生火山〜標高1,667m〜
 別掲の小浅間山同様、浅間山の寄生火山で、こちらはご本尊の浅間山の南に盛り上がる。別掲の小浅間山が山容・山中の雰囲気ともに優しく可愛いイメージなのに対し、こちらは「濁川」の文字通り黄土色に濁った流れとか、「血の滝」「血の池」など不気味なネーミングのポイントが行くみちみち続出することなどにより、どうも荒涼たるイメージが強い。もっとも、筆者がこう思うのは、自身の訪問時に何と頂上到着までに周囲が曇ってしまい、期待した浅間山の展望もろくに得られず、全体として灰色がかった印象が強いことも影響しているのかも知れないが。
 この山の登山口は、軽井沢町の「追分」あたり。筆者が訪れた時は、細い道を営林署専用道路と交差する手前のへんまで車で入ったが、今も進入可能だろうか? そこからなら頂上まで2時間ほどで達したが、下から全部歩くとすれば3時間の余はかかるだろう。

 ← 鼻曲山から望む石尊山(右から下る浅間山の斜面上に少し盛り上がっている所)

【緯度】362237 【経度】1383126