茂来山(もらいさん)・赤羽ノ頭(あかばねのかしら)・四方原山(よもはらやま)
〜地味で静寂な玄人向きコース〜標高1,718m(茂来山)・1,690m(赤羽ノ頭)・1,632m(四方原山)〜
茂来山頂上からの展望は素晴らしい。ことに八ヶ岳や浅間山の眺望。皇太子殿下も登山されたことがあり、文句なしにこの付近の名峰の一つ。したがって、この山だけでも十分登る価値はある。佐久穂町から車で登山口まで入り、そこから片道2時間も登ればよい。そこまでは道も明瞭だ。
しかし、さらに四方原山(注:一般には「よもはらやま」と呼ぶが、他にも「よもっぱらやま」「よもがはらやま」等、種々の呼び方がある)に縦走するとなると、にわかに踏み跡も薄く、やや難しい玄人向きコースとなる。茂来山から「赤羽ノ頭」経由、約3時間で四方原山に達するが、全山にわたり人気も稀な静寂な雰囲気で、赤羽ノ頭付近では熊が出る旨の標識を見たし(!)、四方原山付近も名から受ける美しい草原のようなイメージとは裏腹に、樹林の中で展望ゼロ。迷いやすい箇所もあり、初心者だけでの入山は控えた方が無難だろう。
← 茂来山(「赤羽の頭」付近より)
(緯度・経度は茂来山に合わせてあります。四方原山はさらに東に稜線をたどったところです。)