籠ノ登山(かごのとやま)・水ノ登山(みずのとやま)・三方ケ峰(さんぽうがみね)
〜展望と自然を満喫〜標高2,227m(東籠ノ登山)・2,202m(水ノ登山)・2,040m(三方ケ峰)〜
ちょうど、烏帽子・湯ノ丸付近から、浅間山にかけての上信国境上の中間あたりにある山々。籠ノ登山は東籠ノ登、西籠ノ登と2峰に分かれるが、東の方がやや高い。位置的に展望もよく、烏帽子や浅間はむろんのこと、南に八ヶ岳連峰など、比較的手軽な山にして、360度の大パノラマが拡がる。また、籠ノ登山から東の山稜上には、端正な姿に気を惹かれる水ノ登山がある。山稜中途の「赤ゾレ」の崩壊地の迫力は必見もの。
林道を隔てて南西向かいの三方ケ峰は、直下の池ノ平湿原のアヤメと頂上付近のコマクサで知られ、これまた短時間ながら自然の魅力あふれる山域。
どうせならこれらの峰々全てセットで登られたい。湯ノ丸高原の地蔵峠から徒歩の場合、湯ノ丸林道に入り約1時間で兎平。そこから東籠ノ登山頂上まで約30〜40分、東籠ノ登山からは西籠ノ登山の往復に約1時間、水ノ登山の往復に約2時間。一旦、兎平に下り、次いで三方ケ峰を周回散策する。ノンビリ歩いても、約2時間もあれば兎平に戻れるので、トータルでは地蔵峠から歩いても休憩込み8〜9時間。なお、シーズン中は地蔵峠から兎平にシャトルバスが運行されるので、それを利用すれば、せいぜい6〜7時間の歩行時間で、ちょうど適度な運動になるだろう。
← 残雪期の東籠ノ登山(「兎平」寄り登山道から)
(緯度・経度は籠ノ登山に合わせてあります。三方ケ峰はその南西に位置しています。)