岩鼻(いわはな/半過岩鼻)
〜その名の通り鼻にそっくり!〜標高530m〜
その山容から、鼻に例えた山名を賜った山がある。別掲の軽井沢付近の鼻曲山などはその例であるが、自然の造形の妙は、実に恐るべきものを現世に創出するもので… ここに紹介する「岩鼻」は、ほとんど頂上まで車道が通じていて「山」としては少なからず物足りない所ながら、それでもなおかつ、あえて1項設けて紹介したくなってしまう奇妙な存在感… それは、ずばり、見る方向によって、まさしく鼻そのものの様相を呈する、その奇怪な山容ゆえに他ならない。何せこの山、すぐ東の直下の千曲川畔あたりから仰げば、断崖に何と鼻の穴に相当する窪みすらあるのだ!
そうは言っても、ここはまがりなりにも「山」のサイトゆえ、あまり妙な山を紹介するのもどうかとも思ったのだが… それでも北信エリアに妻女山のような山も歴史性を買ってあえて紹介しているし、鼻に似ている山としては、おそらく他の追随を許さないと思われる独異な山容と、現在「千曲公園」になっている頂上からの展望の良さとを勘案し、あえてここに御紹介する次第。
訪れるには、北麓の上半過集落から前述の通り車道が頂上近くまで通じており、公園にもなっているので、家族連れドライブの途中に立ち寄るとか、どこか山へ行きたいが、所用の途中で時間がないというような場合の訪問先として適当なスポットだろう。
← 岩鼻を望む(千曲川畔より)