大道山(だいどうさん、又はおおどうやま)
 〜一見地味ながら厚い信仰の山〜標高1,289m〜
 坂城町の東、別掲の大峯山の北に位置する山。比較的地味で目立たない山ながら、地元では古くから信仰の山として庶民の崇敬を集めてきた山のようだ。頂上には、そのことを物語るかのごとく、「堂叡山」(注:この山の別称)「三笠山」「八海山」「成田山」等の銘のある石神や石仏が、山麓の坂城の町を見下ろすようにして整然と立ち並んでいる。また、頂上からの展望も良く、西向かいに大林山、その北に冠着山や聖山、さらにその後方はるかに北アルプス連峰までが見渡せる。
 この山に登るには、麓の坂城町の平沢集落から「林道横引線」をつかまえ、登山口まで車で上がる。そこから頂上まではほんの1時間弱ほどで達する。ちなみに筆者が訪れたのは秋だったが、途中の路傍で小さ目の山栗がいくつも採れ、思いがけず秋の味覚を味わえた。

 ← 大道山頂上(石神や石仏が山麓を見下ろすようにして立つ)

【緯度】362750 【経度】1381344