笠置山(かさぎやま)
〜名のごとく笠を置いたような姿〜標高1,128m〜
国道19号線を木曽谷経由で南下し、岐阜県に入ると、中津川あたりで右手、すなわち西方に、ちょうど昔の菅笠を伏せて置いたような形の端正な山が目につく。その名も「笠置山」。言い得て妙、名は体を表すの見本のような山。当然、古来より信仰の山で、頂上には「笠置神社」がまつられており、雨乞いの山でもあったという。
この山に登るには、林道が中腹まで延びているので、それを利用すれば、さして苦労することもなく、容易に頂上に立つことが可能。筆者のように、やむなく遠方から日帰りで訪れざるを得ない山登りにはありがたい状況(多少後ろめたくもあるが…)。登山口までのアプローチは、冒頭に記したように、国道19号を南下するか、または中央自動車道を名古屋方面に走って恵那ICで下り、登山口まで車で上がるのが最も適当だろう。林道は南東麓の恵那市笠置町毛呂窪から上がっているので、この山が見えたら、とにかくその南東に車を走らせれば、後は適当に登山口まで入れる。車を置いてから頂上までは、ほんの20〜30分と手軽。そのため、折角出かけるなら、他の山とダブルヘッダーという手もある。ちなみに筆者の場合、長野県南信エリアの八尺山に登った後の余剰時間を利用して訪れた。
← 笠置山頂上直下(奥が「笠置神社」)