大日ケ岳(だいにちがたけ)
 〜長良川源流の信仰の山〜標高1,709m〜
 この山、日本でも数少ない清流として知られる長良川の源流にあたる山で、かつ山名からも容易に想像つくごとく、頂上に大日如来を祀る信仰の山でもある。山は神々の棲家という基本的観念をずっと抱き続けてきた筆者などにとっては、是非一度訪れてみたい山でもあった。
 そのせいというわけでもないが、この山、私事で恐縮だが、筆者にとっては、はからずも深田クラブ選定「日本二百名山」のちょうど半数にあたる100峰目の登頂峰という思い出の山となった。折しも10月中旬にして少々降雪に見舞われるという不順な天候の下、一人、白い息を吐きつつ、充実感とともに山麓を見下ろしたのを覚えている。
 登山口までのアプローチは、岐阜県高山市(注:合併前の荘川村)までは別掲の三方岩岳の項を参照。そこから国道156号を「蛭ケ野(ひるがの)高原」まで進み、西側の「六厘坂」の上の貯水場の脇に駐車。そこが登山口。登山開始後は、「いっぷく平」経由約3時間で頂上着。

 ← 大日ケ岳(「蛭ケ野高原」からのルート中途の頂上手前のピークより)

【緯度】360004 【経度】1365016