大門山(だいもんざん)
 〜美しいブナ林が印象的〜標高1,572m〜
 この山、別掲の「三方岩岳」とともに、その名を目にすると、一抹の悔しさが身内によぎる。というのも、両峰とも、この山域屈指の名峰である「大笠山」「笈ケ岳」と稜線続きにあり、しかも、それらの山への道は遠いか、又は夏道がなく、筆者は残念ながら、まだそれらに訪れる機会を得ていないからだ。
 例えて言えば、筆者にとって大門山とか三方岩岳というのは、どうも浅間山を眼前にした黒斑山とか、佐武流山を間近に望む白砂山のようなところがあり… 両峰には甚だ失礼な次第ではあるのだが、しかしどうしても、何か今一つ食い足りないものを感じてしまうのだ。
 とはいえ、大門山も三方岩岳も、実は立派に日本山岳会選定の「日本300名山」に名を連ねる面々。よって筆者もここでは、あえてこれらの山々を大笠山や笈ケ岳と切り離し、それぞれ独立した登行対象の山として扱っておきたい。
 というわけで、大門山登山口へのアプローチ。越中五箇山までは別掲の人形山の項を参照。そこから登山口のある「ブナオ峠」へと車を走らせる。峠からは2時間弱で頂上着。途中の山稜上の美しいブナ林が印象的。また頂上からは、例の大笠山や笈ケ岳へと続く山稜や、また別掲の人形山などの展望良好。

 ← 大門山頂上(背景は大笠山・笈ケ岳方面の山稜)

【緯度】362154 【経度】1364813