七ケ岳(ななつがたけ/一番岳)
 〜岩稜連なる会津地方の名山〜標高1,636m(一番岳)〜
 今一つパッとしない山名の山だが、その名から想像がつくごとく、多くのピークが並び聳える屏風のような山容を有し、いざそれを目の当たりにすれば、結構登行欲がわく。日本300名山にも選定されている、会津地方の名山。
 会津というと、長野からは随分遠いような印象を受けるが、実際行ってみると、想像したほどでもない。筆者の場合、この山の登山口までは次のような経路をとった。長野市から国道18号〜国道117号とたどって新潟県十日町市へ、そこから国道253号に入って六日町(現:南魚沼市)、さらに国道17号を北上し小出町(現:魚沼市)へ。ここで「六十里越」の国道252号に入り、守門岳や浅草岳の南麓を通って南郷村へ。後は国道101号〜国道352号とたどって「中山峠」の上の登山口まで。ちなみにこの経路、国道252号までは後掲の会津朝日岳や、越後,上越エリアに掲載した守門岳や浅草岳、御神楽岳等へのアプローチにも使用したものである。
 登山口からは沢伝いに高度を上げ、「平滑沢」という、その名の通りの形状を示す沢筋を経由して主稜上に突き上げ、右へ少しで頂上。登山口から頂上まで約2時間。晴れていれば、さぞかし展望の良い頂上だろうが、筆者の訪問時は生憎の曇天だったのが残念。

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【緯度】370727 【経度】1393926