二岐山(ふたまたやま)
〜端正な山容の双耳峰〜標高1,544m(男岳)〜
この山と別掲の七ケ岳は、あまり印象に残らない山名のせいか、当初は筆者も大して登ってみたいと思わなかったが、一度訪れてみて、考えが変わった。美しいピラミダルな山容に、展望のよい頂上。この山が、会津地方の名山の一つと賞されているのもうべなるかな。登山口付近にある、鍋が御神体という「御鍋神社」も珍しく興味深い。
この山の登山口までのアプローチは、筆者の場合、別掲の蔵王山の場合と同様に、上信越自動車道〜関越自動車道〜国道50号〜東北自動車道とたどり、白河ICで高速道を下りて「二岐温泉」の上の登山口まで入った。そこから「ブナ平」経由、最高点の「男岳」の頂上まで約2時間。頂上からは、磐梯山や猪苗代湖方面などの展望良好。
なお、この山の頂上部は2峰に分かれており、見る方向によって美しい双耳峰の様相を呈する。最高点が男岳とくれば、もう一方は当然「女岳」(1,504m)。男岳からほんの30分ほどで往復できる。
← 二岐山・男岳(「ブナ平」付近より)