磐梯山(ばんだいさん)
〜「宝の山」とうたわれた会津の名山〜標高1,819m〜
この山については、あまりに有名な会津の名山であり、今更ここに改めてプロフィールを述べる必要はなかろう。
別項の安達太良山の項で述べた通り、筆者はこの山と安達太良山の両山に登頂した上、結果的に長野からの日帰りに成功した(もっとも自宅着は日付が変わる直前の23:45だったが…)。どうも過去の経過をたどってみるに、この成功が筆者にとって良くも悪くも「模範」参考ケースとなり、いつしか多くの遠方の山々の日帰り登山達成への原動力となった感が否めない。
この山の登山口までのアプローチは、筆者の場合、まだ磐越自動車道の完全開通前だったので、上信越自動車道〜関越自動車道〜国道50号〜東北自動車道〜磐越自動車道、とたどって猪苗代磐梯高原ICで高速道を下り、「磐梯ゴールドライン」で登山口の「猫魔八方台」まで上がった。そこから「中ノ湯」経由2時間程度で展望のよい頂上着。何といっても眼下の猪苗代湖の眺めが最高。
なお、この山と八方台をはさんだ反対側の山稜をたどると、「猫魔ケ岳」という、何やらいわくありげな山があるのに興味を引かれる。筆者は磐梯山登頂後、すぐ安達太良山に向かったので、その際には残念ながら猫魔ケ岳には訪問できなかったが、数年後に日帰りではないが登頂の機会を得た。磐梯山に比して地味な山ながら、猪苗代湖の俯瞰など展望が良好なのは磐梯山同様。猫魔八方台から2〜3時間もあれば往復できるので、これから磐梯山に訪れられる向きには、日帰り的にはややキツいだろうが、是非セットで訪れてほしい山である。
← 磐梯山頂上にて(背景は猪苗代湖)