会津朝日岳(あいづあさひだけ)・叶ノ高手(かのうのたかて)
 〜地味で静寂ながら迫力ある山容〜標高1,624m(会津朝日岳)・1,430m(叶ノ高手)〜
 本コーナーでは、頭に「会津」を冠した山名を有する山を2座紹介しているが、そのうち別掲の会津駒ケ岳が相当程度の人気を集めているのに対し、会津朝日岳の方はいささか地味な印象があり、実際に訪れてみても、存外静寂な雰囲気なのが妙。頂上付近には迫力ある岩壁を巡らして、さながら城砦のごとき外観を呈し、結構登行欲をそそる山なのに…? この差はどうも、前者は深田「日本百名山」に選ばれているが、後者はそうではないという事実と多分に関係あるらしい。
 この山の登山口までのアプローチは、国道252号までは七ケ岳の場合と同様。252号を只見町まで走り、そこから「いわなの里」とかいう養魚場の少々上まで入る。そこが登山口。
 登山口からは、「叶ノ高手」(注:この山、本命の会津朝日岳への一通過点ではあるが、その珍しい山名に何となく興味をそそられる。そのせいなのかどうか、三省堂『日本山名事典』にもしっかり収録されている。また、この山の付近から眺める雄大な会津朝日岳の姿にも心惹かれるものがある。)「熊ノ平」等を経由し、頂上まで約4時間。

 ← 会津朝日岳(「叶ノ高手」付近より)

【緯度】371316 【経度】1392022
(緯度・経度は会津朝日岳に合わせてあります。叶ノ高手はその東に位置しています。)