木曽駒ケ岳(きそこまがたけ)・中岳(なかだけ)・宝剣岳(ほうけんだけ)
 〜手軽な中央アルプス要の山々〜標高2,956m(木曽駒ヶ岳)・2,925m(中岳)・2,931m(宝剣岳)〜
 中央アルプス最高峰の木曽駒ヶ岳だが、今は「千畳敷」までロープウェイが通じていることもあり、そこから「浄土乗越」経由1時間半ほどで登頂可。しかし、かつては厳しい山であり、映画『聖職の碑』(新田次郎原作、森谷司郎監督)で有名な遭難の舞台ともなったことを忘れてはならない(余談だが、筆者は中学生当時『聖職の碑』を観て深い感銘を受けた。が、同映画のビデオやDVDは何故かなかなか商品化されず、いい加減長い間、是非もう一度観たいものだと念じ続けてきた。その願いが通じたのか、つい最近、ようやくDVDが発売となったので、発売日のうちに購入の上、早速視聴したが… 実際、中学生当時の感激がそのままに胸中に去来し、感涙ものだった。皆様方にも是非、御覧いただきたく、情報提供させて頂いた次第。)
 宝剣岳は、その木曽駒のわずか南に天を突く岩峰だが、「浄土乗越」から短時間で登頂可。中岳は木曽駒・宝剣のちょうど中間に位置する峰なので、両峰に訪問する途中で自然に立ち寄れる。ちなみに先の映画『聖職の碑』で、焼け落ちた伊那小屋のセットは木曽駒ケ岳と中岳の鞍部に設置され撮影されたそうである(注:実際の伊那小屋は現在の宝剣山荘の位置にあったそうだが、それでは撮影できないので、木曽駒ケ岳と中岳の鞍部が選ばれたとのこと)。

 ← 宝剣岳の岩峰(「千畳敷」より)

【緯度】354722 【経度】1374816
(緯度・経度は木曽駒ケ岳に合わせてあります。中岳と宝剣岳はその南に位置しています。)