釜無山(かまなしやま)
〜入笠山の賑わいとは対照的な静寂さ〜標高2,117ｍ〜
別掲の入笠山の南にある、存外目立たない山。東の山梨県側には同じ名前の川(釜無川)が流れており、こちらの方は結構有名なのだが… すぐ近くの入笠山が大勢の登山者で賑わうのに対し、こちらは人影もまばら。いってみれば不遇な山だが、反面静寂な雰囲気が保たれて、ある意味幸運ともいえる山。無論筆者は、そんな山の方が好みなのだが。
この山に登るなら、別掲の入笠山の場合と同じく、富士見町から林道を車で上がるのがよい。「大阿原湿原」の手前で左に折れる林道に入り、しばらく行くと、そのうち左手の尾根上に入る登山口を見出す。道脇に駐車し、後は尾根伝い。右にカーブ気味に進むと頂上。駐車場所から頂上まで約１時間。頂上付近は笹の中の切り開きみたいで、展望はあまり期待できない。
(なお、登山口に通じる林道だが、後で人に聞いたところによると、大阿原湿原から先は一般車通行止めになっているとも聞く。筆者が訪れた時は問題なく登山口まで入れたのだが… 仮に本当に通行止めだとすると、大阿原湿原付近に駐車して歩くことになるので、その場合はプラス１時間程度は余計に必要になろう。これから行かれる向きには、この点一応心積もりをして行かれた方がいいかも知れない。)
← 釜無山を望む(富士見町側の林道より)
