甲斐駒ケ岳(かいこまがたけ)・駒津峰(こまつみね)・双児山(ふたごやま)
 〜花崗岩積み重なる白い斜面〜標高2,966m(甲斐駒ケ岳)・2,752m(駒津峰)・2,649m(双児山)〜
 山容、自然、歴史性など、あらゆる面において南アルプスきっての名峰。しかも、旧長谷村(現:伊那市)戸台口付近から、始発のバスを利用して南アルプス林道を「北沢峠」まで行けば、日帰りも十分可能という得難い存在。ただ、そんな手軽さは、シーズン中の混雑と裏腹の関係にあり、複雑な思いを禁じ得ない。いずれにせよ雑踏が嫌いな向きは、連休中の訪問は避けたほうが無難か。
 峠から「双児山」「駒津峰」経由頂上まで約4時間。頂上付近は花崗岩質の純白の砂礫に覆われ美しい。間近に仙丈岳はじめ、展望も抜群のコース。ただ、別掲の仙丈ケ岳もそうだが、日帰りの場合、北沢峠発の最終バスに間に合うように往復してこなければならないので、時間と体力に不安がある場合は、双児山か駒津峰までで北沢峠に戻る方が無難だろう。そこまでの訪問でも結構楽しめるはずだ。もっとも、シーズン中にはバスは結構増発されているようだが…

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【緯度】354528 【経度】1381412
(緯度・経度は甲斐駒ケ岳に合わせてあります。駒津峰・双児山はその南西に位置しています。)