風越山(ふうえつざん、又はかざこしやま)・
 虚空蔵山(こくぞうさん/虚空蔵山城址)
 〜「飯田市民の山」として親しまれる山々〜標高1,535m(風越山)・1,130m(虚空蔵山)〜
 風越山は、長野市の旭山や上田市の太郎山のごとく「飯田市民の山」として、朝な夕な親しまれている山。信仰の山でもあり、頂上付近に、立派な白山神社奥宮社殿(重要文化財)がある。また、名水として知られている麓の「猿庫(さるくら)の泉」でも有名。
 登山ルートは、飯田市内の白山神社里宮から等、数ルートあり、いずれをとっても頂上まで約3時間程度と、人里近く見える割には、結構時間を要する。それでも筆者は、一時期家庭の都合により、しばしば飯田市に訪れる機会があったことから、この近辺の山にしては珍しく、本文記述時点で3〜4回も訪れている。
 そして、最もオーソドックスなコースを採る場合、通常は途中経過で虚空蔵山を登っていくことになる。こちらは風越山の前山的性格が強い山ながら、頂上からの飯田市街の眺めの良さは、むしろ風越山以上。またそのような山だけに、戦国時代には当然のごとく山城が設けられていた(虚空蔵山城址)。ただ、南中腹に巻道があり、風越山への先を急ぐ場合には割愛することも可能。

 ← 風越山を望む(飯田市川路の天竜川畔より)

【緯度】353258 【経度】1374701
(緯度・経度は風越山に合わせてあります。虚空蔵山はその南東に位置しています。)