恵那山(えなさん)
 〜「ナベづる」と呼ばれる美しき山容〜標高2,190m〜
 中央自動車道「恵那山トンネル」によって、存外知名度の高い信州美濃国境上の名峰。神代の昔、天照大神の「胞衣」(えな)を埋めたのが山名の由来という。また、この山のやや北東寄り「神坂山」(現在の「富士見台」あたり)との鞍部「神坂峠」には、かつて東山道が通じており、その東麓の園原は「箒木」(ははきぎ)の伝説で知られるなど、歴史的な話題にはこと欠かない地域だ。
 恵那山には「神坂峠」からも道があるが、ロングコースの難路のため、日帰りなら中津川側からの黒井沢コースがよい。登山口から頂上まで4時間弱。なお、最近長野県側から別のルートも拓かれたようだが、筆者はまだ訪れていない。

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【緯度】352625 【経度】1373601