網掛山(あみかけやま)
 〜すぐ南の峠に旧東山道が通じていた〜標高1,133m〜
 中央自動車道を名古屋方面に向けて走行してゆくと、「恵那山トンネル」の手前で「網掛山トンネル」という名のトンネルを通過する。その上にある山、と言えば、いくらかはピンとくる向きもあろうが、一般にはあまり知られていない山。
 しかし、そんなマイナーな山ながら、案外豊かな歴史性を有する。というのは、この山の南の「網掛峠」は、かつて東山道が通じていたという古い歴史を有する峠。そのせいか、実のところこの山、頂上よりも、峠の雰囲気の方がより強く印象に残る。なお、山名も往時は霞網で鳥を獲った名残を示しているようで興味深い。
 この山に登るには、東麓の中平集落から林道を行ける所まで車で入り、まずは旧東山道を網掛峠まで登る。頂上へはそれから右に稜線伝いで達するが、樹林の中で展望はない。駐車場所から頂上までは、2時間あれば十分。

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【緯度】352658 【経度】1374147