谷急山(やきゅうさん)
 〜妙義連峰の最高峰〜標高1,162m〜
 別項の妙義山が表妙義をさすのに対し、谷急山は裏妙義に属す。そして、表・裏通じて妙義連峰の最高峰でもある。
 しかし、その割には比較的安全に登頂可能な山であり、筆者はこの山なら再度訪れてもよいと思っている。もっとも、頂上までは多くの岩峰を越えて行かねばならず、このあたりはさすがに、音に聞こえた妙義連峰の一角らしいところ。
 登山口へのアプローチは、途中までは妙義山の項と同じ。国道18号碓井バイパスを群馬県側に下り、若宮の「入牧橋」付近にすぐ登山口がある。そこからは徒歩で「三方境」という峠まで登りつめ、そこから右へ、時として鎖を伝ったりする岩峰を「P1」〜「P7」まで乗り越えてゆく。いいかげんウンザリした頃、P7の次にようやく三角点のある頂上着。
 登山口から頂上まで、約3時間半のアルバイトを強いられるが、頂上からの展望は、間近に迫る妙義連峰の峰々はじめ素晴らしいものがあり、疲れを癒してくれることだろう。

 ← 裏妙義・谷急山(P2より)

【緯度】361814 【経度】1384156