諏訪山(すわやま)・ヤツウチグラ(やつうちぐら)
〜神流川上流域の静寂な峰〜標高1,549m(諏訪山)・1,490m(ヤツウチグラ)〜
神流川上流域の、日航機墜落事故で有名になった御巣鷹山に近い山。別掲の両神山や、また信州佐久の名峰御座山とも近いが、それらに比して比較的地味な印象を禁じ得ないのは、さして興味をひかない山名のゆえか、はたまた今もなお訪れる人も稀な静けさを保っているがゆえか…? 西上州あたりの比較的里に近い山々が多い中にあって、この山は相応の奥深さをも兼ね備え、登りごたえもある。
この山の登山口は、群馬県多野郡上野村楢原から若干南に上がった浜平鉱泉。そこから沢筋を東へ「湯ノ沢ノ頭」までつめ、さらに稜線上を南下しながら高度を上げ、祠のある「ヤツウチグラ」(「三笠山」)経由で静寂な樹林の中の頂上に達する。ちなみに展望はヤツウチグラの方が良い。登山口から頂上まで4時間弱。
筆者の場合の登山口までのアプローチは、上信越自動車道を利用し藤岡ICで高速を下り、そこから国道462号をつかまえ上野村まで入った。なお、帰りは「十石峠」を越えて長野県佐久町へ出て、そこから国道141号を佐久市に抜け、佐久ICから上信越自動車道に乗って長野まで戻ったが、どちらも時間的には大差なかった。
← 諏訪山(「ヤツウチグラ」より)