両神山(りょうかみさん)
 〜変化に富む秩父地方の名峰〜標高1,723m〜
 本コーナー関東エリアの山々の中では、女峰山や皇海山と並び、最も筆者の好きな山のひとつ。沢筋、樹林帯、岩稜と変化に富む行程や、頂上からの良好な展望に加え、いかにも神々の棲家らしい幽玄な雰囲気あふれる山中の神社、またその神社で見かけた山犬の像など、何かと興味の尽きない、実に面白い山だ。(ちなみに山犬の像とは、狛犬の代わりに置かれたもののよう。この付近の山麓では、両神山以外にも同様な像をいくつか見ることができる。山犬とは狼、すなわち現在は絶滅したとされているニホンオオカミ。)
 この山への登山口はいくつかあるが、筆者は「白井差」から2時間程度で登った。ただこの登山口、その後何らかの問題があり、利用できなくなったとか聞いた覚えがある。よって、今後実際に訪れたい向きには、念のため様子を確認した方がよいかも。
 なお、筆者はこの山へのアプローチに、長野県南佐久郡川上村から「三国峠」経由で埼玉県秩父郡まで抜けたが、この峠越えの林道、結構長くて心身共に疲れる。それより、今では国道140号の雁坂トンネルが通行可能になったので、再訪する時は中央自動車道の甲府南ICから国道140号に入るルートをとりたいと思っている。

 ← 両神山夕照(二子山・西岳より)

【緯度】360124 【経度】1385028