大山(おおやま/丹沢)
〜「雨降山」の別名を有する信仰の山〜標高1,252m〜
丹沢連峰のいわば東の要衝にあたる山。(注:同じ関東エリアに同名の山があるので、見出しには混同を避ける意味で山名の後に所在山域名を付して紹介している。)
登山自体は「ヤビツ峠」からほんの1時間少々で登れる短時間コースなので、筆者の場合、実は別掲の金時山に登った後の余り時間を利用し、折角だからと車をヤビツ峠まで走らせて登頂した。頂上には「阿夫利神社」の立派な社殿があり、古くからの信仰の山であったことが知れるが、実はこの山、雨降り=農耕の神様なのだとか。道理で登山中、空からぽつぽつと当たったが、筆者はこの時、何も知らずに心中で「今1時間ほど、天気を持たせてください」などと、まるで逆の祈願をしていた(!)。そのせいなのかどうか、筆者の登山中は何とか本降りにならずに保ったが、後でこの山は雨乞いの神様だと聞いて唖然とした次第… 案外融通のきく神様らしい(?)。
それはともかく、この山の登山口まで筆者の場合のアプローチは、前述の通りの経過により、金時山登頂後に国道138号を御殿場まで戻り、次いで国道246号を東へ走り、秦野市からヤビツ峠まで上がった。ちなみに帰りは、峠から北へ下り、相模湖ICから中央自動車道に乗って帰った。大山だけを目標に訪れるなら、一般にはこの逆コースが順路だろうが、単発ではやはり多少物足りない気がする。
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