大屋山(おおやさん)
 〜地味そうで意外と変化ある山域〜標高1,081m〜
 名前や山容のみならず、頂上までも落葉樹林に囲まれた地味なイメージの山だが、素朴な道祖神のまつられている登山口や、登山道中途からの鹿岳や四ツ又山など下仁田周辺の峰々の雄大な眺め、別掲の烏帽子岳を変わった角度から望めることなど、実際に訪れてみると、意外と変化にあふれる面白い山域。西上州エリアの山の、ひとつの典型と言って決して過言でない山。
 この山に登るには、別掲した下仁田周辺の他の山々と同様、上信越自動車道利用で下仁田ICで下り、登山口にアプローチするのがよい。下仁田の街中を抜け、さらに西へ、南牧村方面に向けて車を走らせる。「六車」という変わった名前の集落で「六車大橋」を渡り、「山仲」の集落まで入ると登山口に達する。そこから頂上まで徒歩約1時間半。
 なお、国土地理院の地図を見ると、この山の西の「小倉」集落あたりから林道が南麓をぬって延びているので、これを利用して頂上から南に派生する尾根をたどれば、より短時間で登頂可能かも知れないが、筆者はまだ訪れていないので不明。

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【緯度】361032 【経度】1384004