大室山(おおむろやま、又はおおむれやま)
〜西丹沢エリアの盟主的存在〜標高1,588m〜
この山「大群山」とも書く。タイトルは一般的標記に従って大室山としておいたが、実は大群山の方が正確のようだ。
この山に訪れることになったきっかけは、実は当初は別掲の檜洞丸の項に記載したのと同様の経路で、蛭ケ岳方面に向かおうと車を走らせていたところ、アテにしていた玄倉林道が何と工事中通行止めで、やむなく当初目標を断念、ピンチヒッターに畦ケ丸と大室山を候補に挙げて検討の末、標高優先で後者を選択したことだった。
登山口の「犬越路トンネル」脇まで車で上がり駐車、そこから「犬越路」の峠経由で頂上まで2時間少々で達した。頂上はブナの樹林で展望今一つだが、その分落ち着いた雰囲気。同じ丹沢山塊中の他の峰々に比して、ほとんど人気もなく、静寂な良い山行だった。
なお、筆者はこの日、山行に先立ち、富士山に顕著な笠雲がかかっているのを見た。富士が笠をかぶると雨になるとは噂には聞いていたが、この山からの下りで、本当に天候が悪化したのには驚いた。昔からの言い伝えもバカにならないものだと肝に銘じた次第。
← 西丹沢・大室山(「犬越路」付近より)