オドケ山(おどけやま)
〜端正な山容の素朴な峰〜標高1,191m〜
世の中には面白い名前の山も数多いが、この山ほど面白い名の山も少なかろう。もっとも何故「オドケ」る山なのか、残念ながら本文記述時点で筆者にはよく判らないが、案外この山の容姿が関係しているのかも知れない。というのは、登山口付近の「御荷鉾スーパー林道」から望まれるこの山の姿は、極めて端正な円錐形で、実際一見してはっとするほどのものがあるからだ。
一般に形の良い山ほど、登りはキツいものだが、この山に関しては「御荷鉾スーパー林道」脇の登山口からなら、存外楽に往復できる。道は頂上を中心に周回しているので、単なる往復のみに終わらないのもよい。ゆっくり往復しても、所要時間は登山口から30〜40分程度も見ておけば十分なので、近辺の他の山々とセットで訪れるとよい。樹林に囲まれた頂上には石祠が2基安置され、樹林越しに別掲の赤久縄山や御荷鉾山などが望まれる。
← 端正な姿のオドケ山(御荷鉾スーパー林道より)