三頭山(みとうさん)・月夜見山(つきよみやま)
〜「奥多摩三山」の最高峰〜標高1,531m(三頭山)・1,147m(月夜見山)〜
三頭山は、いわゆる「奥多摩三山」の1峰で、三山中の最高峰。その名の通り、最高点の中央峰はじめ3つの峰が頭をもたげている(東峰、中央峰、西峰)。もっとも、山名の由来はどうもそれとは別らしいが。ちなみに、筆者が訪れた時は、どうも現地では西峰の頂上に誤って中央峰との標識が建てられていたふしがある。今はどうか判らないが、これから訪れる向きには、一応留意された方がよいかも(実は、筆者も当初は東峰と中央峰のみ登頂したものと思っていたが、後で地形図で検討した結果、西峰を含む3峰とも登頂していると判明した)。
筆者がこの山に訪れたのは、実は別掲の大岳山と御前山に訪れた翌日だった。当初はそんなつもりではなかったのだが、奥多摩三山のうちの2峰に登って、家に帰って寝ているうちに、残るもう1峰にも、どうしても登ってみたくなり… かくて翌日また性懲りもなく出て行ったという次第。こうなると知っていたら、最初から泊りがけで行ったものを。何ともはや、我ながら御苦労な話(!)。
登山口までのアプローチは、青梅街道を車で飛ばしてゆくまでは、基本的に別掲の雲取山や飛龍山の場合と同じだが、「御祭」よりはやや東へ進み、奥多摩湖の末端あたりで丹波川の対岸に渡り、「奥多摩周遊道路」をつかまえ山麓を目指す。登山道は周遊道路の各所から何本も延びているが、筆者は「風張峠」の駐車場に車を置き、「鞘口峠」経由で西峰までを往復した。風張峠から西峰頂上まで2時間弱。展望は西峰からが最も良く、南に富士山や御正体山、北に雲取山から鷹ノ巣山へと続く山稜などの眺めが良好。
なお、風張峠に至るまでの往路で、実は行きがけの駄賃に「月夜見山」(1,147m)にも訪問。こちらは直下の駐車場から、ほんの10分ほどで登頂可。どことなくロマンチックな山名に魅かれての訪問だったが、その割には樹林に囲まれているだけの平凡な頂だった。
← 三頭山頂上(標識には中央峰とあったが、どうも西峰の誤りらしい)