御正体山(みしょうたいさん)
〜雄大な山容を誇る信仰の山〜標高1,682m〜
いかにも信仰の山らしい山名の山。現に、頂上には「御正体権現」を祭るという小祠がある。山麓から見ると、かなりヴォリュームあふれる雄大な山容を見せる山だが、その割に頂上は樹林の中で、展望はまるできかない。どちらかというと「登る」山というよりは「眺める」山の部類か。
とはいえ、一度はその頂を訪れてみないと、どうもすっきりしないのが我々「山登り」の因果な性分ではある。それも長野あたりから、わざわざ日帰りで… (もっとも「日帰り」というのは、もしかして少数派かも?)
この山に長野から登りに訪れるなら、中央自動車道を走り、大月JCTから河口湖方面に向かって最初のIC(都留IC)で高速道を下り、そこから「都留道志線」を細野の登山口まで乗りつける。「三輪神社」の背後から、「仏ケ沢」という、いかにも信仰の山らしい名前の沢伝いに登り出し、「峰宮跡」経由3時間ほどで頂上に着く。展望がきかない代り、静かで落ち着いた頂上だ。筆者が訪れた際には霧という演出効果までかかり、いかにも神仏の棲家といった雰囲気を満喫した。
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