身延山(みのぶさん)
 〜かつて日蓮がここで親を想ったという〜標高1,153m〜
 日蓮宗の聖地として有名な山。山麓には同宗の総本山というべき身延山久遠寺があり、頂上には日蓮が両親を想い建てたという「思親閣」がある。この山自体は麓からロープウェイで労せずして登れるので、「山登り」としては魅力は今一つかも知れないが、逆に言えばそれだけに家族登山など手軽な訪問に向いていること、また本コーナーのキーワードが「日帰り」の山行であるという点、さらに同山の抜群の知名度や、別掲の「七面山」の前衛的地位を占めること等の理由により、あえて掲載。なお、筆者は別段日蓮宗信者ではないが、少なくとも日蓮がこの山の思親閣で自らの親を想ったその気持ちは、宗派のいかんにかかわらず、多くの人に共通する自然な感情であることは疑いない。
 登山口までは、長野県からなら中央自動車道を山梨県の韮崎ICまで乗り、そこから国道52号を南下し身延町まで走るのが順路だろう。そこまで行けばロープウェイの乗降駅はすぐにわかる。

 ← 「思親閣」(身延山頂上にて)

【緯度】352351 【経度】1382457