雲取山(くもとりやま)
 〜東京都の最高峰〜標高2,017m〜
 東京都の最高峰・雲取山は、奥秩父山群の東の盟主的存在。頂上付近の稜線上は防火帯らしく、樹木がなく鮮やかな薄緑色の草付きとなっているが、それが周囲の黒木の樹林と対比されて、きわめて強いインパクトをもって筆者の眼に映じた。
 この山への登山道はいくつかあるが、長野から日帰りとなると、やはり中央自動車道の勝沼ICから国道411号(青梅街道)沿いに行き、丹波山村の「御祭」バス停付近から「後山林道」を「三条ノ湯」の直下まで車で入り、そこから「三条ノ湯」「三条ダルミ」経由、徒歩約3時間で登るルートが最も適当だろう。
 ただ、この林道、筆者が行った時には、終点の駐車スペースがさほど広くないように感じた。最近の中高年を中心とした登山ブームの影響で、以前は通行できた林道が通行止めになるケースもままあることから、この林道も現在通行可能かどうかは保証できない。仮に「御祭」バス停付近から歩くとすれば、ガイドブックによればプラス約3時間を要することになり、そうなるとさすがに日帰りは困難だろう。念のため、事前確認してから行かれた方がいいかも知れない。
 なお、もし終点まで車で入れるとすれば、このアプローチは別掲の飛龍山にもそっくりそのまま応用できる。

 ← 雲取山を望む(飛龍山方面より)

【緯度】355119 【経度】1385637