稲含山(いなふくみさん)
〜農耕の神様として信仰を集めてきた〜標高1,370m〜
標高が1,000m〜1,100m前後の山が多い西上州下仁田周辺の山々の中にあって、この稲含山は1,400m近い標高を誇り、山麓から見上げても、周辺の他の山々から望んでも、結構目立つ。しかも、頂上近くには農耕の神様という立派な「稲含神社」がまつられており、その昔からこの地方の人々の信仰を集めてきた山であることが知れる。
この山の登山口は、下仁田駅付近から南西の「栗山川」沿いに車道をさかのぼった「茂垣」の林道終点。そこから「鳥居峠」経由で稲含神社まで約1時間。頂上は神社からほんのわずか登った所にある。期待したほどには、さえない頂上かも知れないが、その分稲含神社あたりの素朴な雰囲気が印象に残る。
なお、下仁田までは別掲の大桁山・鍬柄岳と同様、上信越自動車道利用で下仁田ICで下りるのが最も適当だろう。
← 稲含山(登山口付近より)