榛名山(はるなさん/掃部ケ岳榛名富士相馬山烏帽子岳鬢櫛山)
 〜赤城山とよく似た上州の名山〜
 標高1,449m(掃部ケ岳)・1,391m(榛名富士)・1,411m(相馬山)・1,363m(烏帽子岳)・1,350m(鬢櫛山)〜
 赤城山と並び賞される上州の名山。山上の火口原に湖があり、それを取り囲むようにして、いくつもの峰々が散在し、全体として「榛名山」という山を形作っているあたりは、赤城山とよく似ており、遠望しても、うっかりすると赤城山と見間違えてしまうほど。
 山上の榛名湖畔までのアプローチは、筆者の場合は長野から志賀草津ルート(国道292号)、国道145号経由で群馬県吾妻郡吾妻町まで走り、そこから林道を上がった。榛名湖畔に出てしまえば、後は適当に登りたい峰に見当をつけるだけ。
 筆者の場合、当初の訪問では最高峰の掃部ケ岳(かもんがたけ)に登った。「国民宿舎吾妻荘」の脇から「硯岩」経由頂上まで1時間少々。
 2度目の訪問では、まず榛名富士に登り、次いで相馬山に登った。もっとも前者は、ロープウェイで頂上直下まで登れるので、ほとんど汗をかくことはない。後者は榛名山第2の標高を誇る峰だが「ヤセオネ峠」の登山口から頂上まで1時間も要さない。
 3度目の訪問では、烏帽子岳と鬢櫛山(びんぐしやま)に登った。「ゆうすげ荘」近くの登山口から、両峰をつなぐ鞍部に登り、そこから両峰を往復して下るのに2時間程度みておけばよい。
 以上のように、いくつもの峰があり、それぞれに持ち味があるが、筆者の感想では、やはり掃部ケ岳が最も山として良好な雰囲気を有しているような気がする。

 ← 榛名富士と榛名湖(「硯岩」より)

【緯度】362838 【経度】1385102
(緯度・経度は掃部ケ岳に合わせてあります。それより榛名富士・相馬山は東、鬢櫛山・烏帽子岳は北東にあります。)