二子山(ふたごやま)
 〜東西2峰からなる迫力ある岩峰〜標高1,166m〜
 その名の通り「東岳」と「西岳」という、よく似た2つのピークからなる、結構迫力ある岩峰。岩峰だけに、両峰ともに頂上からの展望は素晴らしく、ことに南に大きく立ちはだかる両神山の眺めが立派。西岳が最高点だが、スリルという点では東岳の方が勝る。岩場は石灰岩質で、比較的グリップは利くが、ことに東岳頂上直下の左に巻いていくトラバースは、微妙なバランスを要求されて結構怖い。高所恐怖症の方には、西岳のみにして下りられた方が無難だろう。
 この山の登山口までのアプローチは、上信越自動車道の藤岡ICから鬼石町経由で神流川沿いに国道462号を走るまでは、別掲の父不見山などと同じ。旧万場町(現:神流町)を過ぎ、旧中里村(現:神流町)から有名な「恐竜の足跡」の化石のある方面への道へと入る。ぐんぐん走り、「坂本」の集落あたりまで行けば登山口がある。駐車して登行開始、東岳と西岳との間の鞍部の、その名も「股峠」までで約1時間。そこから両峰の往復には各約1時間を要する。

 ← 二子山・東岳(「股峠」からの登山道より)

【緯度】360410 【経度】1385149