赤久縄山(あかぐなやま)
〜意味あり気な山名に心ひかれる〜標高1,522m〜
山に対する登行欲をそそる要素は、山容、知名度、山中の素晴らしい景観、周辺に伝わる伝説など、いくつもあるが、筆者にとっては山名もまた重要な要素のひとつ。赤久縄山はこの点、何かしら意味あり気な山名で、筆者としては訪問前に結構心ひかれた山なのだが… それがなぜか筆者の手元にある文献では、いずれも山名の由来が明らかでないのだ。試みにインターネットで検索しても、やはり不明。しかし、こんな変わった名前、巻機山の「割引岳」にみられるような当て字でないとすれば、絶対に何らかのいわれがあるはず。今でもその内容を概略なりと知りたいと思っている。御存知の方がいたら、是非お教え願いたい。
それはともかく、この山に登るには、実のところ「御荷鉾スーパー林道」を利用すれば、存外楽に登頂可能。訪問前は、何か秘境のようなイメージを抱いていただけに、少々意外ではあったが… まあしかし、どんな山でも、一度登ってしまえば、それまで抱いてきた憧憬が多かれ少なかれ薄れてしまうのは致し方ないところなので… それはそれで、割り切って考えるより他にないとは思っているが。
というわけで、この山の登山口に行くには、とにかく御荷鉾スーパー林道に入ること。そこまでのアプローチは、下仁田側からでもいいが、南の「神流川」沿いからさかのぼるのもよいだろう。別掲の東・西御荷鉾山より数q西に位置し、登山口まで到着できれば、後は頂上までほんの30分ほどで達することができる。なお、一等三角点の山。
← 赤久縄山を望む(オドケ山方面より)