髻山(もとどりやま/髻山城址)
 〜戦国時代、上杉方の拠点の山城址〜標高745m〜
 長野市も北東の外れ、今は旧三水村と合併して飯綱町となった旧牟礼村との境に位置する、小振りながら円錐形状の端正な姿を見せる山。そんな山容ゆえか、この山もまた戦国時代の山城址。武田・上杉のいわゆる川中島の戦いの中にあって、上杉方の拠点の一つとして重要な位置を占め、実戦も経験したという。
 が… 筆者はそんな歴史的事実よりも、むしろこの地に伝わる「髻山の姫石」の伝説に心惹かれるものがある。長くなるので話の概略はここでは措くとして、筆者は是非その「姫石」なるものを一目見たいと思っているのだが… 実はその所在が不明で、残念ながらいまだに望みを果たせていない。もっとも、その伝説、あまり後味の良い話でもないので、案外見ないままにしておく方が良いのかも知れない。
 筆者は本文記述時点で、この山に2度登っており、最初が北側、2度目が南側からの道をたどった。いずれの道も、車を利用すれば、駐車後は徒歩約30分程度で頂上に達する。現地には登山口を示す標識も適当にあり、どちらを採るにせよ、まあ迷う心配はあるまい。

 ← 髻山を望む(長野市三才付近より)

【緯度】364313 【経度】1381437