熊窪山(くまくぼやま)
〜山麓に旧保科峠道が通じていた〜標高1,254ｍ〜
菅平の北西に位置し、須坂市の仙仁温泉近くから登る、一見地味ながら好展望と歴史性とを兼ね備えた、好感の持てる山。山麓にはかつての保科峠越えの道が通じ、登行途中に目につく素朴な石仏に、心身が洗われる思いがする。
この山に登るには、仙仁温泉から旧保科峠道を車で行ける所まで行って駐車、以後は山林作業道を兼ねた道をたどり、植林地の中を急登。送電線鉄塔敷に出たら、頂上は目の前。最後は笹薮をかきわけて登頂。駐車場所から頂上まで１時間半ほど。
頂上からの展望は存外良く、東に間近く迫る根子岳の雄姿はじめ、北信五岳や北アルプスが見渡せる。
なお、登り道は途中分岐が多く戸惑いがちなので、十分地形図を確認しながら登られたい。
← 熊窪山頂上にて(破風岳方面を望む)
