雁田山(かりたやま)・千僧坊(せんそうぼう)
 〜歴史性や環境保護など注目の的〜標高759m(雁田山)・783m(千僧坊)〜
 小布施町の東に聳える名峰。標高1,000mを割る「里山」ながら、文字通り雁が羽を広げたように幅広の立派な山容、山麓には「岩松院」や「浄光寺」など由緒ある寺院が存在し、山中にも「小城」「大城」などの城址(雁田城址)が存在するという歴史性の豊かさ、そして… この山の南面で進行している砕石が、秩父の武甲山などと同様、環境保護の面で話題に上ることの多いという点など、種々の意味で注目されている山。かつては頂稜上に、マイクロウェーブの反射板が設置されており、その白い四角の板が麓からもよく目立ったものだが… 今ではそれは撤去されている。
 この山に登るのに、筆者は北斎の天井画で有名な岩松院の裏手から登った。福島正則公の霊屋の脇を通り、存外な急登を「小城」「大城」経由でまず「千僧坊」へ登りつめる。目指す雁田山はここから南西へ稜線をたどる。何度かのアップダウンを経つつ、「姥石」や、例のマイクロウェーブ反射板の跡地を経由して頂上。登山口から頂上まで約2時間を要した。

 ← 「千僧坊」方面を望む(雁田山頂上寄り山稜上より)

【緯度】364120 【経度】1382023