城山(じょうやま/壁田城址)
 〜川中島合戦時、武田の重要拠点の城址〜標高480m〜
 その名から判る通り、戦国時代の山城址の山。川中島の合戦当時、甲斐の武田方にとって重要な拠点であったというが、一見さして険しい山にも見えないし、なんでここが重要拠点なのか? と筆者は疑問を抱きながら訪れたが、西側の千曲川に向けて切れ落ちる急斜面の驚くほどの深さを見て、なるほど、確かに要害の地だと納得。もっとも… 実際に攻められたら、一種「背水の陣」的なところはあろうが。
 で… ここに訪れるべく、いざ山麓に車を走らせてみると、東側の集落の中の通り沿いには「健康づくりコース」なる標識がいくつも目につき、地元の人々には朝な夕な親しまれている身近な里山であることが知れるが、残念なことには付近に適当な駐車スペースがない。そのため、アプローチに車を利用する場合、必然的にやや北寄りから山腹を斜上する車道伝いに城址のすぐ手前まで乗り入れる、最も安直なコースを採らざるを得ない。壁田神社が祀られている頂上(本丸址)までは、駐車場所からほんの10分ほど、いくつかの堀割を乗り越えた先にある。

 ← 壁田神社(壁田城址本丸跡にて)

【緯度】364711 【経度】1382037