坊主山(ぼうずやま)
 〜山田峠のすぐ西にある円頂の寂峰〜標高2,120m〜
 草津白根山の北西、山田峠のすぐ西に盛り上がっている、ちょっと気になる円頂の山。多くの者は、すぐ近くの横手山や草津白根山の方に気を取られてしまう上に、登り口の山田峠にも案内標識すらないので、一般にはこの山の存在すら知らない者が多いことだろうが… 実はこの山、筆者は小学生時代、親父に連れられて友達と一緒に山田峠から草津白根山地蔵岳への訪問後、山腹にある残雪の上で初夏の雪遊びに興じたという思い出のある山なのだ。(注:筆者がこの山を独立に採り上げたわけは、個人的事情で恐縮ながら、実はそのへんの経過にもよる。御容赦の程を。)
 もっとも目立たない山だけに、実際に登ってみると頂上付近はだだっ広くて、頂上を示す標識も三角点標石もなく、こういう山に慣れていない向きには拍子抜けするかも知れないが… 山田峠を隔ててすぐ向かいにある草津白根山地蔵岳が残念ながら毒ガス危険で登山禁止の現在、別掲の逢ノ峰と共に、その代替峰としての価値はあるように思う。所要時間的にも山田峠からほんの15〜20分程度と、きわめて手軽。

 ← 坊主山を望む(左端は草津白根山地蔵岳/志賀草津ルート横手山の肩より)

【緯度】363902 【経度】1383121
(山田峠のすぐ西の2,120m等高線の円頂が、本項で紹介する坊主山です。)