坊寺山(ぼうでらやま)
〜志賀高原では異彩を放つ岩峰〜標高1,840m〜
岩菅山、笠ケ岳、志賀山、横手山、草津白根山… と、錚々たるメンバーが名を連ねる志賀高原の山域にあって、ここ坊寺山は、いささか地味なイメージを禁じ得ないが、しかしこの山、よく見ると、結構特徴ある岩峰の山容を示し、なかなかどうして、無視しがたい独自の光彩を放っているのだ。実際に登ってみても、頂上からの展望や、その静寂な雰囲気には特筆すべきものがある。
登山口は「石ノ湯」付近。角間川を渡渉して登り始め、約1時間で頂上に達する。なお、登山口付近は日本でも珍しい高所として知られるゲンジボタルの生息地。温泉地の熱によるものとのことだが、筆者は残念ながらまだその神秘な光を目にしたことはない。
← 坊寺山を望む(中倉山より)