城山(じょうやま/荒砥城址)
 〜戸倉・上山田温泉背後の憩いの山〜標高612m〜
 戦国時代(西暦1500年代半ば)、甲斐の武田信玄と対峙し善戦した村上義清の一族、山田氏により築かれた山城址(荒砥城址)の山。武田・上杉の一連の戦いの過程で、幾度か城主交代や落城を経た、貴重な実戦場の史跡として有名。またこれでピンとこない向きも、夜、戸倉・上山田あたりに訪れると、背後の山の山腹に「戸倉上山田」という電光文字が目につくが、その上の山といえば大体の位置関係が判るだろう。
 ここに訪れるには、国道18号線をJR戸倉駅のやや南で西に折れ、千曲川に架かる「万葉橋」を渡って上山田の温泉街に入り、突き当たりの「千曲市城山史跡公園荒砥城址」への登り口からさらに車を走らせる。「日本歴史館」(注:ここも時間があれば、帰りに参考までに一見をおすすめします。)の脇を通って少し行ったへんの右手に、同史跡公園の駐車場があるので、そこに駐車。後はすっかり整備された歩道をノンビリ本丸址まで歩けばよい。本丸址まで歩行時間は10〜15分程度も見ておけば十分。本丸址周辺の戦国時代の模様をよく再現した櫓や郭は一見に値する。また、本丸址から見る千曲川を隔てた五里ケ峰など、展望も素晴らしい。なお入場は有料。

 ← 荒砥城址にて(背景の山は五里ケ峰)

【緯度】362846 【経度】1380804
(上山田温泉の西の612mピークが、本項で紹介する荒砥城址の城山です。)