守門岳(すもんだけ/袴岳・青雲岳・大岳)
〜「青雲岳」付近の湿原が雰囲気良好〜標高1,537m(袴岳)・1,490m(青雲岳)・1,432m(大岳)〜
すぐ東隣で別掲の浅草岳と、外見的にはどことなく似た雰囲気をただよわせる山。実際、いずれも古いコニーデ状の火山とのこと。もっとも、いざ山中に入ってみた印象では、両峰はかなり異なっているのだが。
「守門」などという、何となく役人臭い固い響きの名を有する山だが、「巣守」等とも書くという話であり、山名の由来は寡聞にして筆者はよく知らない。しかし、少なくとも浅草岳と並び、この地方の代表的山岳であることは疑いない。
この山の登山道はいくつかあるが、筆者の場合は「保久礼」(ほっきゅうれ)からのルートを採用した。そこまでのアプローチは、小出町(現:魚沼市)に出るまでは別掲の平ケ岳の項を参照。さらに国道252号、国道290号とたどり、栃尾市から林道を保久礼小屋のやや下の林道終点まで入る。
登山口からは「大岳」「青雲岳」経由で最高点の「袴岳」まで、所要時間約3時間半。全体的には石祠と鐘のある袴岳頂上もさることながら、それ以上に青雲岳付近の湿原が雰囲気良好。ただ、自然保護のための柵が巡らされているあたり、景観的にはどうも違和感があって、いささか興ざめな感を禁じ得なかった。
← 守門岳を望む(浅草岳より)
(緯度・経度は袴岳に合わせてあります。青雲岳・大岳はその北西に位置しています。)