経塚山(きょうづかやま)
 〜公園整備され、桜の名所として有名〜標高100m〜
 新潟県妙高市(旧新井市)にある、桜の名所として有名な里山。一般には「山」としてよりは「経塚山公園」として知られ、近隣の人々の格好の憩いの場となっている。
 旧新井市のホームページの記述内容によれば、この山は古くは「仁太三山」「天神台」と呼ばれていたが、後に現在の公園の広場部分を整備中、経文が納められた塚が発掘されて以来「経塚山」と呼ばれるようになったとのこと。また、公園は昭和3年頃に着工して昭和5年完成、その際に桜が植樹され、現在では上述の通り近辺では有数の桜の名所となったそうである。
 この山に訪れるには、上信越自動車道を上越方面に向かい、「新井PA」にあるスマートICで高速道を下りて3〜4kmほど東へ進み、「新井運動公園」手前の交差点を右折、さらに1kmほど走れば、「経塚山公園」のすぐ脇に着く。後は適当な場所に駐車し、気が向くままに公園エリア内を散策するとよい。遊具も設置されているので、家族連れでノンビリ訪れるのには好適な場所だろう。特に「頂上」らしい場所はないが、公園中央付近の最も高い地点が一応「頂上」ということになろうか。
 いずれにせよ全山にわたって公園整備が進んでおり、全般的には現代的な雰囲気だが、公園の西には「賀茂神社」、北東寄りには「釈迦堂」があって、多少「時代」を感じることができる。特に後者については、上述した旧新井市のホームページの記述内容によれば、堂内には東本願寺の講師がインド仏跡巡礼の際に日本の領事から贈られ、昭和9年6月に入仏式が行われたという釈尊像が安置されているとのことである。

 ← 釈尊像を安置するという「釈迦堂」(「経塚山公園」北東寄りにある)

【緯度】370050 【経度】1381514