春日山(かすがやま/春日山城址)
 〜上杉謙信の居城跡の山〜標高170m〜
 戦国時代、武田信玄と川中島において数次の戦いを繰り広げた越後の雄、上杉謙信の居城(春日山城)があった山。登山的にみれば、標高170mで取るに足らないとみなす向きもあるやも知れぬが、山高きが故に貴からず。頂上からの上越あたりの日本海の眺望の良さや、また何といっても、かの謙信の居城という、その豊かな歴史性を買い、収録。
 この山に登るには、春日山神社近くの駐車場からがよい。まずは神社に参拝した後、「直江屋敷」址や「毘沙門堂」などを経由しつつ、本丸址の頂上まで歩く。頂上からの眺望は前述の通り良好。帰りは「景勝屋敷」址や「柿崎屋敷」址を経由して下り、周回して駐車場まで戻ればよい。所要時間は、行くみちみち現れる史跡などを、じっくり見物しながらノンビリ歩いても、せいぜい1〜2時間みておけば十分。城址特有の、どこか風格あふれるたたずまいからは、今も往時の謙信以下の武将達が、有名な「毘」の旗を勇壮に翻しながら、そこかしこにたたずんでいるかのような感覚にとらわれる。

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【緯度】370848 【経度】1381221