越後駒ケ岳(えちごこまがたけ/別名:魚沼駒ケ岳)・小倉山(おぐらやま)
 〜「越後三山」の代表的存在〜標高2,003m(越後駒ケ岳)・1,378m(小倉山)〜
 八海山、中ノ岳、そして越後駒ケ岳の三峰をまとめて「越後三山」と称する。標高的には中ノ岳が最も高いが、普通、代表的存在と目されるのは越後駒ケ岳。深田「日本百名山」にも選定されている、文句なしの名山。「駒ケ岳」と名の付く山は全国に数多いが、それらと区別する意味をもって、通常頭に「越後」を冠する。ちなみに、先の深田「日本百名山」では「魚沼駒ケ岳」の名で収録されている。
 この山に登るには、日帰りの場合「枝折峠」(しおりとうげ)からのルートが順路だろう。そこまでのアプローチは、小出町(現:魚沼市)に出るまでは別掲の平ケ岳の場合と同様。そこから国道352号をたどり、枝折峠の登山口に至る。そこから「小倉山」経由頂上まで5時間弱と結構ロングコース。まあ、標高の割にキツいのは越後の山の特徴と諦めて頑張ろう。小倉山は駒ノ湯方面からの道との合流点になっている要衝ピーク。道はそこから南東へ次第に高度を上げ、「駒の小屋」経由で本命の越後駒ケ岳に達する。筆者の登頂時は、残念ながら霧がかかって展望は得られなかったが、晴れていれば、さぞかし間近に八海山や荒沢岳などの展望が素晴らしかろう。

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【緯度】370725 【経度】1390430
(緯度・経度は越後駒ケ岳に合わせてあります。小倉山はその北東に位置しています。)