戸谷峰(とやみね)
 〜松本市の北東に聳える雄峰〜標高1,629m〜
 通称「三才山」というが、「戸谷峰」が正式名称。松本市あたりから望むと、北東方向に意外と立派な山容を見せるが、その割には訪れる人も少なく、これといってはっきりした登山道もない、静かな山。
 筆者はこの山の姿を目にする度に、いつも不思議に思うことがある。我が母校の山の大先輩であった、故・清水栄一氏の名著『我が遍歴の信州百名山』の中に、何故この山が選定されなかったのか… と。人によって評価は異なるだろうが、少なくとも私には、この山は十分、信州を代表する名峰のひとつとしての風格を備えているように見えるのだが… どんなものだろうか。
 それはともかく、この山に登るには、「三才山トンネル」松本側入口付近より中部電力の送電線巡視路経由で稜線をたどるルートがあり、これだと頂上まで約2時間。

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【緯度】361713 【経度】1380223