城山(じょうやま/麻績城址)
 〜「聖高原」の背景をなす端正な峰〜標高1,022m〜
 長野自動車道を松本方面から長野方面に向けて走行してゆく際、車が麻績ICあたりにさしかかると、いつも筆者の目にとまる、こじんまりとはしているが端正な山。「城山」の名のごとく、戦国時代に「麻績城」という山城があった山だが、厳密に言えば、同城の本丸跡は三角点のある最高点ではなく、その南西の山稜続きにある台形状の峰(国土地理院の地形図上の943m峰)の上にあたる。
 この山に登るには、「聖高原」駅付近から車で西沢川沿いに北山集落あたりまで上がれば標識があるので、そのあたりに駐車して登り出す。しばらく登って達した鞍部から、右に登れば麻績城址、左に登れば三角点峰。両峰登っても往復には3時間程度もあれば十分。ただ、三角点峰は山容の端正さとは裏腹に、樹林に囲まれて展望のない案外地味な場所。

 ← 城山(三角点峰)を望む(北山集落あたりの登山口付近より)

【緯度】362818 【経度】1380258