乗鞍岳(のりくらだけ/剣ケ峰蚕玉岳富士見岳大黒岳魔王岳)
 〜最も手軽な3,000メートル峰〜
 標高3,026m(剣ケ峰)・2,970m(蚕玉岳)・2,817m(富士見岳)・2,772m(大黒岳)・2,760m(魔王岳)〜
 長野県内の3,000メートル峰の中では、車を利用すれば、最も容易に日帰り可能な山。その登山口にあたる「畳平」付近は、以前はシーズンともなれば観光客が殺到して大渋滞、交通整理が必要なほどの盛況を見せ、今やハードな登山者からは、登山の対象として最早失格との烙印を押されている感もあった。
 もっとも、最近ではマイカー規制がかかり、若干静かになっているかも知れないが。まあ、バスで行っても日帰りは十分可能。
 いわゆる「俗化」した山とはいえ、頂上直下の「蚕玉岳」付近から望む「権現池」の神秘的な景観、また最高峰の「剣ケ峰」からの展望など、まだまだその魅力は捨て難い。「畳平」から最高点の剣ケ峰頂上まで、蚕玉岳経由で約1時間。帰りは時間的には大して変わらないので「富士見岳」経由で畳平に下るとよい。なお、更に時間が許せば「大黒岳」「魔王岳」等の支峰に挨拶してくるのも一興。それぞれ頂上までは畳平からほんの20〜30分程度もみておけば十分。

 ← 「権現池」(乗鞍岳「剣ケ峰」頂上直下の「蚕玉岳」付近より)

【緯度】360623 【経度】1373313