虚空蔵山(こくぞうさん/虚空蔵山城址)
 〜「会田富士」と呼ばれる秀峰〜標高1,139m〜
 別名を「会田富士」という通り、見る方向によって富士山に良く似た山容を示す山。戦国時代の山城址(虚空蔵山城址)でもあるが、富士山に似た山だけあって、頂上部は東西約300mの間が比較的平坦な地形のため、築城には格好の場所だったろう。
 長野自動車道を松本から長野方向に向けて走行してゆくと、「明科トンネル」を抜けてから「立峠トンネル」にかかるまでの間で、前方に結構格好が良くて登行欲をそそる山が見えるが、それが虚空蔵山。実際、筆者がこの山を訪れた際に頂上で出会った人は、その姿を目にして「これは登ってみなくては」と思い、訪れたと言っていたほど。
 もっとも、登山に要する時間は案外少なくて済む。筆者は南の、今は松本市に合併した旧四賀村側から林道を遡り、急傾斜をあえいで登頂したが、車を置いてから1時間もかからなかった。頂上からは南に別掲の戸谷峰などの展望がよい。

 ← 虚空蔵山(四賀村側の中腹より)

【緯度】362204 【経度】1380042