爺ケ岳(じいがたけ)
〜雪形で有名な後立山連峰の一峰〜標高2,670m〜
北の唐松岳とともに、後立山連峰の中では最も登頂が容易な山。頂上部は三つのピークからなるが、中峰が最高点であり、三角点もある。しかし、多くの人がアルペン的な南峰を真の頂上と誤認しているように見受ける。
その南峰と中峰との間の山肌に、残雪期「種蒔き爺さん」の雪形が現れるので有名。ちなみにこの種の雪形は、同じ北アルプスの中でも「白馬岳」「蝶ケ岳」など類例が多く、爺ケ岳のそれは比較的メジャーな部類。
扇沢手前の登山口から「柏原新道」経由「種池山荘」まで約3時間半、そこから頂上まで約1時間。頂上からは、鹿島槍ヶ岳や立山方面の眺めが圧巻。
← 爺ケ岳(「種池山荘」付近より)