山行記録帳(2024)@
〜Yamazaki's Photo Diary 2024,@〜


 【山行・自然観察リスト】
 2024年最初の山〜皆神山


 2024年最初の山〜皆神山
 1/1、私にとっては恒例となっている元旦の「山」・皆神山に訪問。
 例年、初詣を兼ねてここに訪問するようになってから、いつしか十年以上にもなるが… 昨年は故あって元旦の訪問ができなかったので、久々に体感する元日の雰囲気とあって、私には何かしら感無量のものがあった。ただ今年の場合、昨年来の例年にない温暖な気候が持続しているせいか、頂上一帯にはまるで積雪が見られず、また空が曇り加減で、飯縄山や戸隠連峰など馴染の山々も見渡せなかったことなどのせいか、いつものこの山とは、また何か違った様子が感じられた。それはそれで、ある意味新鮮ではあったのだが… 今年一年の平穏無事を祈念するに際し、一抹の「胸騒ぎ」めいたものを感じたことも、また事実ではあった。然るにその「胸騒ぎ」が、後刻、はからずも的中することになろうとは…
 皆神山への訪問から数時間後、車を運転中、突然スマートフォンの地震速報がけたたましく鳴り響いた。幸か不幸か運転中とあって、私自身は揺れを全く感じることはなかったが、停車して改めてスマートフォンを見ると、石川県の能登半島で大きい揺れがあった旨。それで初めて大事に気付き、県内への影響が気掛かりで、急ぎ帰宅してTVを付けると、能登半島の輪島付近で最大震度7、街中には火災が発生し、津波も観測されたとのこと… 瞬間、私の脳裡には、以前の東日本大震災の際などの記憶がフラッシュバックして、暗澹たる気分となった。能登半島といえば、昨年の11/5に「七尾城址」に訪問したばかりじゃないか… それに今回大きく揺れたという輪島辺りは、私が少年時代、ほとんど唯一県外への長期家族旅行で訪れた思い出の地でもある。それらの地の現状は? そして何より、そこで暮らす多くの方々の安否や如何に? 大丈夫だろうか…!?
 私は、よりにもよって新年幕開けの1月1日から出来した思いがけない変事に直面し、動揺した心のうちにも、被災地の無事を祈った。